2021.08.06(2-p.150)

台風がみっつもできているらしい。正気でいられない。昼に餃子が食べたくなって外には出たくなくてしばらくうだうだしたあと観念して餃子の王将の出前をとった。待ち切れない二人はアーモンド小魚を食べた。一時間後に餃子はやって来た。奥さんは食べ切れなくて僕がもらったのだがそれで僕もずいぶん食べすぎた。すっかり食べられなくなってきた、と奥さんは言うのだがこの季節は夏バテというものもあるのでどこまでを経年変化とみるべきか難しいところだ。

夜の録音に向けて体調を整えておきたい、しかし昼寝はうまくいかなかった。風呂場で換気扇を回して灸を置くとこれが正解だった。せっかくなので浴槽にすこし熱めにお湯を張って、足湯で仕上げた。

『うろん紀行』を読み返してメモを作ったりなどしていた。夕食用に豚バラブロックを塩水から茹で始めて途中で奥さんに引き継ぎ、わかしょ文庫さんと友田とんさんとの録音。ZOOMで三人以上でもこれまではなんだかんだ時間制限なしで話すことができていたが今日はきっかり40分ごとに切れるので、3回に分けて録音した。ということはある程度編集が必要になるということで、大変そうだった。細切れになるとそのたびいちいち立ち上げる感覚があり、毎回ちょうど調子が乗ってきたところで切れる。話しすぎないように、と何度も宣言したのにやっぱり話しすぎた感じがある。でもいい話をたくさん聴けた気がする。録音を終えた後の雑談も時間が来てプツリと切れて、あ、でもこの終わりが強制されるのは悪くない面もあるな、とこれでおしまいにしますねとお二人にメッセージを送って終えた。録音中の中断は困るが、なんとなくもっと話していたいな、という別れ際のためらいはバサッと切断されてしまった方が気持ちよく終われるのかもしれないと僕は感じた。お二人はどうだったろうか。今後のお二人の活躍が、ほんと、ものすごく楽しみだな、と思う。毎回お話しするのが楽しくて、そろそろオフレコで話したいことも増えてきて、お二人とファミレスで駄弁る日を僕はとても楽しみにしている。いつかできたらいいな。夕食を済ませるとどっと疲れがやってきて、あ、もう、一文字も書けないや、日記は明日でいいや、となってはやばやと寝た。

本当は気圧の変化なのか、とにかく気持ちも体もざわざわして、仕方なくといいつつかなり積極的に布団の中でiPhoneを眺めていた。主に「中村 fsetter」で検索をかけて漫然と過ごしていたので寝たのは少し後になってからのことだった。ちなみにこの夜のfsetter へのアクセス数は過去最大となったらしい。みんなやるこた同じ。あ、友田さんにエゴサのやめ方を訊きたかったのに忘れてたな、と気がつく頃には眠っていた。

柿内正午(かきない・しょうご)会社員・文筆。楽しい読み書き。著書にプルーストを毎日読んで毎日書いた日記を本にした『プルーストを読む生活』、いち会社員としての平凡な思索をまとめた『会社員の哲学』など。Podcast「ポイエティークRADIO」も毎週月曜配信中。