
昨日の日記に書きそびれてしまったけれど、出先のしけたローソンで、僕はネロちゃまと遭遇した。キャンペーン期間はとうに終わっているはずなのに、レジ前に雑に積まれていたミニ色紙の山。もしやと一枚一枚捲っていくとやはり我らが皇帝の麗しい姿があった。堪らずレジの空いているタイミングでこれは何を買うといただけますか! と訊く。アルバイトの人は戸惑い、バックヤードへ何やら確認に走った。ずいぶん待って、やはりキャンペーンは終わっていること、でもまあ出しっぱなしだったし、栄養ドリンク一本でいいとのこと。それじゃあとビタミンのやつを貰って、薔薇の皇帝を引き取ってきた。それで本棚のいいところに飾るとちょうど僕の目線の高さで、本棚を見やると目が合っていちいちときめいてしまう。労うように差し出されるアイスコーヒー。僕には聞こえる。「遅かったな、だが大義である」という声が──
「文學界」の発売と新しい眼鏡の到着とFGOの夏イベが待ち遠しくて気持ちがざわつきろくに本が読めない。とにかく狂ったようにエゴサが止まらないし、狂ったように試着時の写真を見返しすぎてもはや何年もこの眼鏡をかけているような気がしてくる。FGOは特に好きでもなんでもない英霊を強化クエストが二つあるからという理由だけで最終再臨させて石の備蓄に忙しい。
だから本が読めない、そう思っていたのだけれどなんとなしに手に取った『チャパーエフと空虚』でシュワちゃんが出てきた瞬間に僕はなぜだかとっても嬉しくなり、小説が玄田哲章の声で語りかけてくる! とどんどん読み進めていった。読めたなあ、楽しく読めた。すっかり嬉しい気持ち。いま打鍵していてシュワちゃんが手話ちゃんになった。うちのMacBook の変換はいつまで経ってもしっくりこず、なんなんだろうな。うちの風土と合わないのかもしれない。
ロメロの眼鏡にするからにはロメロに詳しくならないとな、とここ数日はロメロばかり観ている。『死霊のえじき』は格別だったし、『クレイジーズ』はもうなんかなにかしらの必修映画にしたほうがいいんじゃなかろうか。誰も責任を取らななくていい権力者に優しい官僚制が多くの人命をあっさり奪っていく。あまりに他人事ではない映画だった。
