今日は午前中からがっつり文字起こし。三時間弱くらいのもので、あと一〇分ほどを残して力尽きた。もうこれ以上はできない。あと一〇分ぶんだけ頑張れば、気持ちよく達成感を得られると分かっていても、もう無理そうだった。それで、ああ、今日は一日ずうっと慣れない作業に費やして、しかも達成感もないままに終わってしまうのだな、とすこし寂しい気持ちになっている。
合間には息抜きに『シロメ』を観て、大人におもちゃにされる子供を見るのはやっぱり嫌な気持ちになるけれど、現在のももクロをぼんやり知っていると、撮られている十年以上前のメンバーに、それからの立派に大きくなっていく様子を重ねて安心してしまうところがあって、白々しく仕掛け人に回るメンバーや、おそらくなにも知らされていないまま本気で泣きだすメンバーの姿を、ゲラゲラ笑いながら楽しく観ることができてしまった。しかし、やっぱり年少のアイドルって存在自体が苦手だな、というか、ホラーそれ自体よりもグロテスクな存在だよなと思ってしまう。吉田悠軌が最高だった。ももクロにとっての恐怖の権化として、毅然と怖い人であり続ける。そのブレなさがいちいち可笑しくて、可怪しい。
ここまで日記を書いて、やる気が出てきたので再び文字起こし。粗々ではあるけれども、一旦最後まで終えた。うひー。もう二〇時だ。ほんとうに丸一日やっていたな。文字起こし、本当に大変だ。自分でやってみるとわかることがある。だいたいのことは、大変だし、面倒だし、時間がかかる。
さて、何か読もう。『精霊に捕まって倒れる』かな。
(…)モン族は、中国人だろうとほかの誰であろうと自分たちが支配することになんの興味もなかった。望んだのはただ放っておかれることだけだったが、その後の彼らの歴史からもわかるように、それはマイノリティがマジョリティの文化にできる要求のなかで最も難しいものかもしれない。
アン・ファディマン『精霊に捕まって倒れる』忠平美幸・齋藤慎子訳(みすず書房)p.17
やることやってからの読書は爽快だな。やることやらずにする読書も楽しいけどね。
朝はシュガートースト、昼は塩焼きそば、夜ちらし寿司。腕立て伏せ三セット。体重は据え置き。奥さんが元気で元気。