2022.03.11

ZINE の発送のため、コンビニでレターパックを買って、ついでに昼食のパンを買う。家に戻って、奥さんが梱包してくれる。郵便局に行くためにまた家を出る。この発送周りの工数、いくらでも改善の余地がある──たとえばレターパックを買い溜めしておくとか──のだけど、ちょうどいい散歩のきっかけになるのでそのままにしている。今日は、やけに暖かいな。

今日もすこし原稿の整理を進める。いいペース。これから諸々忙しくなりそうな予感があるので、動けるうちに動いておきたい。

なんだか今日は僕も奥さんも冴えなくて、ふたりで、こいつら冴えねえー、という目で相手のことを見ていた。もうさっさと寝たほうがいい。

奥さんはもう今日はなんの刺激も欲しくない、でもキラキラしたものが見たいし、と言いながら昨日買った『アクダマドライブ』の配信アーカイブを観始めた。昨日からもうフルで2回、お気に入りのパートを5回は観ているらしい。すごいな、味のなくなったガムをずっと噛んでるタイプだね、と感心したら、悪口? と言われたけれど、悪口ではないはず。まだ観るのか。というかこれは、僕も観ようね、ということか。あ、まだ寝ない?

柿内正午(かきない・しょうご)会社員・文筆。楽しい読み書き。著書にプルーストを毎日読んで毎日書いた日記を本にした『プルーストを読む生活』、いち会社員としての平凡な思索をまとめた『会社員の哲学』など。Podcast「ポイエティークRADIO」も毎週月曜配信中。