梅雨入りらしい。年々この時期の憂鬱を明けまでやり過ごせる自信がなくなっていく。気圧はずっと下がり続けで、潰れた蛙のようになっていた。正確には膨らんでいるはずなのだが。明日はぐんと上がり続けるらしい。やめてー。
ストレスだろう。ほっぺの毛や、臍の下の毛をピンセットや指でつまんでむしってしまう。はじめると止まらないものだ。この前は頭髪も刈ったし、どうも自分への加害欲が毛に向かいがち。引っ張って抜けきれなかった毛がくるくると巻かれていくのが面白い。さっきまであんなに真っ直ぐだったのに。
昨日買ったヘッドホンが嬉しくて、いろんな音楽をごた混ぜに聴いていく。本を読む。『はじめての西洋ジェンダー史』を読み終える。いい本だった。これが山川から出ているというのもいい。『チープ・シック』も読み通す。片岡義男のあとがきがよかった。やっぱりリーバイスの501が欲しいな。あとはシンプルで買い替えが簡単なTシャツをいくらか。よれてきてるいまの奴らを捨てたい。そういう気持ちになってしばらくいくつか検索して出てきたファッション記事を流し読んで、なんだかんだこういう消費心をくすぐるものを読むのは好きだな。すてきライフの夢を見る。
なんだかんだ筋トレが続いていて、筋トレの時間を設けずなんとなくの隙間時間にちょっとずつ体を動かすようにしたら続くようになった。ぺったんこだった胸がすこしふっくらしてきて、肩や腕もちょっとずつ大きくなっているような気がする。なんというか、この歳になってようやく逞しさみたいなものを身に纏ってもいいかも、みたいな気持ちになるらしい。ムキムキになってもマチズモに絡め取られないだろうという目算がついたということだろうか。この程度の運動ではムキムキにはならないだろうが。
夜は『トーフビーツの難聴日記』をちょこちょこ読む。