今晩、僕はもうぺろんぺろんですからね。簡単に済ませますよ。
BAD HOP 聴きながらリオジエ『男性性の探求』を読み終える。高円寺について、蟹ブックスに寄る。菊地成孔が今まさにソンタグから盗もうとしているタイトルの本を買う。かわいいブックカバーを巻いてもらう。店を出て、ついでに再来月のラディカルな意志のスタイルズのライブのチケットを買う。
パンディッドに移動して、『怪談散華』のトークイベント。前半の制作の手つきについての話がめっぽう面白い。先日の小説的思考塾以来、そこで話されていた「自治」について考え続けている。あの場でそれはほとんど制作と同義だった。作り続けるための足場をどのように確保するか。制作の具体的な技術や、継続のためのやりくりの話は、そのまま自治の話となる。思えば二時間のイベント中にレモンサワーとビールを飲んでいた。
夕方から飯田橋のスナックで会談イベントがあるからと高田さんに声をかけてもらって、のんびり移動。電車の移動中、そして時間調整で入ったなか卯でうどんを啜りながら神沼さんとお喋り。ある種の民藝のような安定的な量産体制の方法論を伺って、かなり面白かった。職人の自我の薄さというか、素材がなにより優位にあって、書き手はあくまで媒介でしかないという自制の潔さ。
怪談スナックではウイスキー。店内は高田さんが高円寺から引っ張ってきたお客さんでみちみちで、オペレーションが回っていなかった。元飲食店ホールバイトの血が騒ぎ、加勢したいくらいだったが不気味だろうからよした。
ほどよいところで離脱。蛙坂さんたちと近くの串焼き屋で軽く飲む。瓶ビールはんぶん、バイスサワー。ここでの話もいちいち面白くて、実作者同士の会話は部外者からするとそれだけで文学で、僕が小説を書くならば、この怪談界隈の青春をエンリーケ・ビラ=マタスやボラーニョのノリで書くというのをやってみたい。僕は作家や怪談師にこそ取材したい。ここにある濃密なコミュニティには失われた文壇的なものがあるかもしれない。人間関係がそのまま手法に直結しているような。
渋谷でお芝居を観た奥さんと合流。奥さんの顔を見た瞬間、帰宅気分で酔いがいっぺんに回る。オレンジジュースで済ます。水をごくごく飲む。帰りの電車は爆睡。それでも書く日記。俺の日記は口だけのフェイクではない。回らない呂律。大して意味ない文字の羅列。俺の日記はライルスタイル。ぺろんぺろんぺろんぺろんいぇー。
足の甲と足首の境目のとこがだるくてしかたねー。
