もう半袖でもいいじゃん。なんなの。春かよ。春だよな。節分過ぎたもんな。
昨晩更新されてすぐに読んだ『正反対な君と僕』──さっき打鍵のミスで『性安泰な君と僕』と誤変換されて最低だった──の最新話が大好き過ぎて、その場で奥さんを起こして一緒にもう一度読み、朝起きてまた読み、昼休みに読み、いまもまた読み返している。大好きだ。選択も決定も意思決定もサボるな!! 今週も誠実な平くんの飾らなさと、スタタタタタタという早歩きの前傾姿勢の情けなさ。どちらも愛おしい。なによりそんな平くんの言葉をきちんと受けて、自分の言葉でしっかり考え抜く東の聡明さ。ひとが言葉を片手に自分と向かい合って過去にかけられた呪いから脱却する瞬間のまばゆさにどうしたってうるうるする。最後は自分で解くほかないし、頭のなかで解決されたからといって、じっさいの踏み越えの一歩はなにげないようで、たいへん勇敢な一歩なのだ。その一歩に明るく「よしキタ!」と応える同級生の子が僕はかなり好きなのだけど、名前がわからない。出てきたっけ。とにかくこの漫画は、東のような大人びて見える子供が子供のまま子供らしく思慮深く、悩み、考えているのがいい。三ページ目の涼やかな顔で、考えているのは修学旅行の班分けの話という、大人からすればささやかな大問題についてなのがいい。ほんとうに、素晴らしい作品だ。
本誌のほうでは『ウィッチウォッチ』にヒメコが出てくる。ヒメコがちゃんとつまらない大人になっていて、つまらない大人のように振る舞う。高校生であればヒーローのようだった言動が、大人になると陳腐であるというだけかもしれない。当時たいせつに読んでいた作品のキャラクターが、きちんと大人になっていてそれだけで嬉しくなる。そうそう、大人になってまで面白くなくていいんだよ、というような。みんな長じてありふれていく。それは高校生だった僕たちにとっては救いでもありうる。しみじみとする。少年ジャンプってもう元少年しか読んでいないんだろうな。
日記の一回目の校正を終えて、るんるん気分。たくさん本を読む。
