2023.04.15

ぺろんぺろんなのだが!

もう眠たいので昼間にメモしたものをまとめるだけにしてシャワーも浴びずに寝ちゃうもんね。

自分の本は自主制作なのだから自分だけがキャッキャと喜ぶようなものを作ればよくて、たまにうっかり人にも喜ばれると嬉しいくらいの塩梅でいたい。他人の期待ではなく、じぶんの機嫌をとる。本を売るという口実で会いたい人や行きたい店に押しかけてみるというのも僕は好きだから売るのも好きだけど、これはつくる楽しさとは別の話だ。

編境でRyotaさんの歌集をプッシュするのとか、人の本を売るのだって同じくらい楽しいからZINEの営業代行とか勝手にどんどんしたい。べつにZINEにこだわらず商業出版だってものによってはそんなに規模が変わるでもないのだからおなじくらいやっていきたい。

吉田健一の「わが人生処方」に「先ず友達を二人呼んで飲み食ひするためにする楽みの為に稼ぎ、それが何でもなくなったら五人呼ぶ為にという風にすれば稼ぐ金に意味があ」るという文句が出てくる。たまたま余裕のある生活が送れているならばそれを後ろめたく思って足踏みしてしまうより、さらに余裕を広げてせめて近しいところから気前よくご馳走していくようにして、ちっぽけで閉鎖的な範囲であろうがすこしでも再分配を試みるほうがまだマシだろう。

文筆でいまの八倍くらいは売れたいという気持ちが最近あって、そのくらいの規模になれば面白いと思う人たちを有名無名問わずこちらから実益のある話に誘えるようになるような気がするのだ。知らんけど。

夜はお肉をたらふく食べて、ビールや泡盛をうれしく飲んだ。いいね!眠いね!もうぜんぶどうでもよくなっちゃうね!

柿内正午(かきない・しょうご)会社員・文筆。楽しい読み書き。著書にプルーストを毎日読んで毎日書いた日記を本にした『プルーストを読む生活』、いち会社員としての平凡な思索をまとめた『会社員の哲学』など。Podcast「ポイエティークRADIO」も毎週月曜配信中。