タンクトップと半ズボンは一生着用しないだろうと思っていたのだが、あまりの暑さに袖をまくりあげてしまうので、まあ部屋着ならいいか、そう思いワークマンでてきとうなのを買ったら最後、快適すぎてそのままアロハだけ羽織ってスーパーまで買い物に行ってしまった。半ズボンすごい。膝小僧に太陽当たるのがすごいなんか元気出る。大人の膝小僧なんて恥部なのに、大丈夫かな。このまま膝丸だしフランス貴族おじさんになっちゃうのかな。
きのう『覚醒せよ、セイレーン』を読み終えていた。U-NEXT での配信が今日終わるというので『国家が破産する日』を観たら、図らずもニナ・マグロクリンの想像力と響き合うところがあってグッとくる。史実を知っていると、主人公まわりのif は成就しないことは初めからわかっているにもかかわらず手に汗を握ってしまう仕掛けが細部にまで行き届いている。金融政策や投資について、だいたいずっと会議やプレゼンしてるだけの映画なのだが、画の力でつねに緊迫感が続きしっかりと娯楽作として仕上げられているので見事だ。並走する物語のそれぞれの行く先で、ある線が交差する、その邂逅を捉えるカメラがじわじわ後退していくクライマックスの雄弁さ!
BUCK-TICK の過去作を次から次へと流しながら作業。発送やメールや原稿をものすごい勢いで行う。買い出しにもいく。ワークマンついでに夕食の材料を買ったあと、お米を切らしていることに気が付きクリックポスト投函も兼ねて二回目、調理直前に長葱がなくて三回目。そう、今日だけでタンクトップにハーフパンツで二度も家を出ている。BUCK-TICK のライブ後すぐさまファンクラブに入ったことを、なんとなく気兼ねしてフォロワー8人のネロちゃま大好きアカウントでツイートしたところファンの諸先輩方に見つかってなんだか妙に拡散されてしまった。日記を書いている二十五時前の時点でも通知は動き続けており、いまは100近いリツイートでインプレッションが一万強と新刊の告知並みだ。すごい界隈だなと母数の大きさに思いを馳せる。
それはそれとして時間をキッチンまで戻すとウー・ウェンのポテサラ、豚肉とパクチーの汁物を作って、あとは豚肉の煮物とあじの南蛮漬けなど作り置きを夕食にしようと思う。タンクトップと半ズボンでキッチンに立つと、裸で揚げ物してるのとあんまり変わらない愚かさを感じる。おいしくできて、うれしく食べた。