たっぷり寝てブランチは酔っ払った奥さんが昨晩のうちに買ってきてくれたセブンのカレーフェス。今回のラインナップはエリック サウス、ルー・ド・メール、荻窪トマト。勢い余って三つ買ってきたようだ。酔ってるとそういうことあるよね。あとできいたらカレーは素面で買ったらしい。お酒飲んでなくても楽しくなっちゃうよね、フェスだもの。悩みはしたものの、一個だけ残すのもねえ、と全部をふたりで分け合って食べたので超満腹。荻窪トマトがいちばん好みだが、奥さんは途中でクローブの許容値を超えた。ビリヤニはやはり、お店の味も知っているし、なんなら奥さんが自分でつくってしまうから、コンビニの限界を感じるというか、ビリヤニだけこちらの理解が異様に深い。
調子よく録音をして腹ごなし。夜は奥さんが錦糸町の映画館に行くことだけ決まっていたので、午後はそれを見越してお出かけ。同じ半蔵門線だからとこじつけて昨日のワークショップで教えてもらった国立劇場伝統芸能情報館の企画展「怪談物のつくりかた ─役者の芸と仕掛けの世界─」にさっそく行ってみることに。半蔵門、はじめて降りたかもしれない。天気雨が降り出した。展示物もさることながら解説や映像が充実している。お岩さんの仕掛け、すごい。舞台に幽霊いた。提灯からひょろろーと出てくる、その肉感のなさ。重力を感じさせない表現が見事だった。事前に展示で仕掛けを勉強してから映像を見るのでより楽しい。ここから出てくるぞとわかっていてもすごい。紙みたいに浮くんだもんな。面白かったねえ、改装前に文楽も観てみたいね、と奥さんと話す。
錦糸町のカフェでコーヒーゼリーを食べて涼んで、奥さんを映画館に見送る。これから三時間強はひとりだ。くまざわ書店とブックオフに寄ったらそれだけで二時間くらい溶けている。前者では月曜社の『バートルビー』に不意打ちで出くわして買ってしまう。紙とペンも買う。ブックオフでは京極夏彦を探したのだが皆かんがえることは同じでほとんど枯れていた。オリナスに戻ってあほやのたこ焼きを食べながら次の本の構想を練る。きょうはほとんど手ぶらだったので先ほど買ったばかりのノートに新品のペンでわちゃわちゃ書き出す。やはり『ベイブ』で行くか、という気持ちがまとまる。しかし入稿までのスケジュールを逆算するとなかなかタイトだな。いけるだろうか。日記だとこういう心配をしなくていいわけで、はじめて自分で、わ、同人作家っぽい、と感じた。iPhoneで『フェイクドキュメンタリーQ』を見る。それからてきとうなビールのお店に入ってカウンターでちびちびやっていると終演の連絡が来たので外に出て奥さんと一緒に斜向かいのおでん屋でかるく夕飯。家に帰ったらハーゲンダッツがある頼もしさ。ほろ酔いで帰宅して、お風呂に入ってアイス。日記。
奥さんはさいきん咳喘息っぽくて寝る前に吸引式の薬を服むのだが、吸うために深く吐くわけで、いつも憂鬱なため息だと思ってギクッとして打鍵が一瞬とまる。
