奥さんは今月に入って小分けに大掃除を始めていて、なかなか在宅のタイミングが合わなくて参加できなかったので今日は張り切って窓という窓を拭いた。いい天気なので、外作業のチャンスだと思われたのだ。奥さんが保存していたInstagram のリールで方法をレクチャーされる。まずバケツに水を入れてマイクロファイバーの布巾で網戸を水拭きにする。それから窓に洗剤を吹き付けて同じ布巾でこする。このくらい簡単でしょと思っていたが、いつもは使わない筋肉が運動することであっさりくたびれてしまう。終えると奥さんのレビュー待ちで、もういちど別の布巾で水拭きを行って欲しいというので五分間ぐったりとしたあとに再開。もういやになってきて、別に僕は窓なんか汚くたって構わないんだという気分になる。じっさい引っ越してきてからほとんど掃除した記憶がない。内心ぶーたれつつ終えて、仕事ぶりを眺めると悔しいことに窓が綺麗な方が気持ちがいい。
それからはベッドでごろごろしながら各種文芸誌を読んでいたらあっという間に夜で、たしかに体は休まっていい感じの休日だったのだが、なにもしていないような気持ちにもなる。胡麻スープで炊き餃子の鍋にする。底で派手に焦げ付いてしまった。美味しい緑茶を淹れてアイスを食べて、話題の「8番出口」がやはり気になるので遊んでみる。あんまり吃驚させられるようなことはなくじわじわ怖い感じときいていたので安心しているとしっかりジャンプスケアで二人してギャア! とのけぞり僕は首の筋をちがえた。一時間もあれば遊び終えるというが、すでに二時間ちかく地上に出れないでいる。
