行き慣れぬ町の駅前の本屋で『百年の孤独』と『テスカポリトカ』の文庫を買い、銀行で言われるがままに大きなお金を右から左に動かすと多額の借金を背負わされていた。分割しての手続きだったのできょうは二度目で慣れたものだった。これで元本の返済がようやく始まる。肩の荷が降りた気持ちだがじっさいはむしろ背負い込んだのである。労いの気持ちで酒場放浪記が来たという酒と定食の店でレバ味噌。カラオケ屋に入って一時間ちょっと歌う。エーステの冬組「いつか笑えるように」を歌うと必ず泣いてしまう。ぼろぼろ涙を流しながら歌いきるとすっかり疲れてしまったので出る。帰りの電車でぐったりして、帰ったら寝ようかと思うが漫然と『心霊グラインドハウス〜ねむりめ〜』を見て、前には一話で脱落してしまったのだが、作業をしながら三話くらいまで流しているとだんだん面白くなり、特に最終回直前の回は大満足で、岩澤監督はとにかくラフなつくりで最大限のエモを制作するのがうまい。それこそ星座のような素材の配列によって簡単にクライマックスを実現してしまう。久しく中断していた『ほんとにあった!呪いのビデオ』のアーカイブを浴びるほど見ることも再開されたため、あっという間に夜だった。カレーライスをつくる。奥さんはお土産にケーキを買ってきてくれて、無花果のタルト、ピスタチオとベリーのマカロン、どちらもクリームが非常に美味で、うれしい。タンクトップを着ると、袖がある服を着ている時に較べて脇が臭くなるのはどういう理屈なんだろう。
