「ニッカウィスキー柏工場」への通行許可申請をされる方へ
(運行期間7日以内の短期申請のみ)
警察署の受付に掲示されている見慣れぬ文言を眺めているとすぐに免許の住所変更が終わる。柏の駅ビルにある市民センターみたいなところで転入届を済ませ、何部か住民票を発行してもらったその足で警察署まで歩いてきたところだった。家を出た時には土砂降りだった雨もいっとき止んで、そのまま駅からの道のりとは別の道路を経由して図書館に寄ることにする。住所変更したての免許で図書カードを作り、あれこれと説明をもらう。ネットで資料を手配するための手続きはオンラインで完結するとのことで、あとでやろう。駅で定期券の載せ替えについて訊くと要領を得ず、けっきょくこちらのやりたいことができるのかできないのかよくわからない。いま使っているPASMO は諦めて、Suica を新調したほうが早そうだった。PASMO は半導体不足とかで新規の作成は難しいというアナウンスを見たが、Suica も似たようなものではないか。となるとiPhone でピッてやるやつになるのだろうか。それはやだった。さいきん充電の保ちがずいぶん悪いから。
水溜まりを盛大に跳ね散らかして爆走する車を見て地元を思い出す。子供の頃、父にねだって派手に水を舞い上げてもらったものだ。悪い遊び。帰宅して猛然と段ボールを開ける。ひとまずすべて開け切ることを優先する。指先の水分が持っていかれてぴりつくし、爪が真っ黒になる。爪を切りたいが、爪切りが見つからない。そもそも深爪気味に切ってあるからもう切れない。こまめに手を洗うほかない。ハンドクリームも何度も塗り直す。途中から手袋を嵌めて行ったが、手遅れっぽかった。おかげで全てのダンボールを開けて、おおまかにスペースを確保することはできた。テーブルの上などは相変わらず混沌。速度を優先してかなりてきとうに収めているから、細かいところの微調整をするのは時間がかかるし、まだまだある。それになぜか見当たらないリモコンやらも少なくなく、しばらくは不便かもしれない。電気のスイッチの配置や間取りの変化によって、前の家に最適化されていた家事フローがうまく嵌まらずまごつく場面がある。こういう生活動線を再点検し、再構築していく時間は好きだ。生活の流れを完成させること。それはにきびを潰してうにゅっと芯を搾り出すことに似た快感がある。
住民票をレターパックで各所に送りついでに夕食を外で済ます。はやく自炊できる体制を整えたい。こちらは高校生バイトが目立つ気がする。会社の飲み会で出て行った奥さんが帰ってくるまで文芸誌をひたすら読み進める。今月はぜんぶ読める気がしない。
