七時に起きてシャワーで昨日の酒を流す。荷造りを進めつつ昨日の日記を書いて、おめざに一切れとっておいてくれたケーキを食べ、それから始まる朝ごはんは昨日のご馳走の残り、キッシュとミートボール、手羽先にちらし寿司。きょうは九時過ぎに家を出ればいいから、余裕だ。とっときのコーヒーを淹れてもらう。たしかにおいしい。
今度は父に車を出してもらう。車中ではずっと喋ってる。十時過ぎているからはじめてアクティブGの駐車場を使う。車ごと箱に入っていくスタイルで、初めてだ。こういうやつは内部がジャングルジムみたいになっていて、箱ごと棚に振り分けられて収納されるのだと思う。しかしその場合、人はどこから降りればいいのだろうか。不安だ。箱の横のボタンを押すとごうんごうんと音を立てて上昇していく。そして、入ってきたのとは反対側の扉が開くとそこには——駐車場があった。カーブのきついスロープの代わりにエレベーターを使うということのようだった。そういう感じがあ。しかし、今度は帰りがわからない。あのエレベーターは入場のみに使うのだろう。帰りもあれを使ってしまえば、入ってくる車と鉢合わせてしまう。僕は帰りは電車だからいいけれど、父はもう帰れないのかもしれない。気の毒なことをした。
昨晩ご一緒させていただいた皆さんは、おのおの眠そうで、足を攣ったり、ジーンズのまま寝落ちていたり、なかなか酔っ払いだったご様子。僕も人のこと言えず、途中からすごく眠たい。応対していたら、ON READING のトークにきてくれていた方だったらしく、雰囲気があまりに変わっていて本人だと気が付きませんでした、とのことだった。穏やかになっていて、と言ってくれたが、たぶん草臥れていただけだろう。きょうは昨日と比べるとやや静か。売り上げとしてはまずまず。小学生の頃からお世話になっている先生が来てくれて、相変わらずお元気そうで何より。たくさん喋って、たくさん買ってくださった。そのまま一日中イベントを満喫していたようで、なによりだった。お店番しながら買った本を読み、あおきまみ『つきあったら、クリスチャン』が面白く、いいところで文章がつながらず、あれっと思ったら落丁だった。取り替えてもらおうと生活綴方のブースに伺うと、今もう手元にないとのことで郵送してもらうことに。本でこのように、次週につづく、みたいなお預けを食らうのは新鮮で、楽しい。ご本人らとしては大慌てだろうけれど。富山でご一緒した三遊感の御三方との再会も嬉しい。三人の醸し出す雰囲気が、なんだか妙にかなり好き。新刊を買う。十七時の終了の合図で店じまいし、けっこう減ったから在庫は手持ちで持って帰れそうだった。だったらとせっせと片付けて、十七時二十五分には改札を通過。スマートEXで十八時前の新幹線をとって、名古屋駅で降りると北尾さんと野口さんがいらっしゃって、あら、おつかれさまです! 新幹線の乗り換えが思ったよりぎりぎりで慌てていなかったらゆっくりお話ししたかった。それで新幹線。乗ってすぐさま爆睡。東京ついて、こっからも長い。寝たおかげですこし回復。今日お隣だった灯光舎で買った本を読み始める。『ファンキー中国』。『送別の餃子』好きとしてはたまらない一品。
最寄り駅前の居酒屋で奥さんと待ち合わせて夕食。鰤の刺身、ししゃもの天ぷら、太刀魚の焼いたの、梅おにぎりなど、おいしくいただく。荷物を少し手伝ってもらって帰宅。ルドンは寝起きで階段を降りてきてくれる。じとーっと座った目でこちらを見遣っている。小萩さんに書いてもらった線画そのままの顔。ただいま! 眠そうにしながらも膝の上に乗ってくるので嬉しい。人間は緑茶で一息つきながら録音、配信準備してお風呂。くたくただ。眠る。
