盛大に寝坊。猫はちゃんとやかましく鳴いていたらしいのだけれど、まったく気がつかず。慌ててTシャツ一枚で出ようとすると奥さんにそれじゃ寒いよと言われて一枚羽織っていく。羽織っても寒かった。行きの電車で『スロー・ルッキング』を読み始める。すでにもう読んだ気になっているし、じっさい『美学入門』と共通するところも多そうだ。注意深く見るためには、まず焦らず穏やかな心持ちでなければならない。まあとにかく、スローにやっていこうぜ、と思う。体が冷え切ったので出社前に温かいものを食べる。もうなんでもいい。ちんたらやっていく。焦らずにいると機嫌がよくなる。にこにこしたのろまでいたい。