目覚めている時間、『内在的多様性批判』をひたすら読んでいた。語り口は明晰なのだが、そもそもややこしい話で、無限後退に陥りそうな手前でぎりぎり持ち堪える人類学の学説史を追いかけるだけで脳が焼き切れそう。カント読んでおいてよかった。ずっと本を読み、うとうとしてきたら場所を変え、また読み、気分転換にアニメを少しだけ見て、また読む。クールの切り替えが落ち着かないので、完結済みのアニメをいくつか始めていて、いまは『女神のカフェテラス』という下品なアニメを見ているのだが、ほぼエーステのような話だ。出てくる五人の女の子たちを、満開カンパニーの二十四人の男の子たちとだぶらせるようにして見ている。暑くなってから、ルドンが膝や胸に乗っかってこなくなってさみしい。暑さのせいにしたいのだが、奥さんにはけっこう甘えているようなので、やっかんでいる。