2025.07.23

「書くこと」でバズったことがない。バズらないように気をつけているつもりではあるけれど、そもそもバズる能力がない。バズれない自分でよかったな、と思う。バズるとは汎用性が高いという意味で、汎用性とは誰にでも置き換えやすい、誰でもよさの程度のことだから。バズらないで、「好きな人は好き」くらいの誰でもよくなさを持てていたほうがいい。もちろん、ただ自分の考えていることが変で、文章が下手なだけの可能性もあるし、この可能性のほうが高い。

今晩は「さめない社交」という、シャーク鮫くんと一緒にやってみる実験の初回が始まる。SNSばっか見てる人って変だな、とSNSばっか見ながら考えてるのが嫌になってきたので、やってみるわけだけれど、これの告知を頑張るために最近見てなかったSNSに頻繁にログインしてて本末転倒感もある。ステートメントって日記にうつしたっけ。まだだったかも。もうやっててもまたやればいいか。

まずはこれから始まり、数日前にnote向けに書いたものへと発展していた。そもそもこのステートメントに至るまでのディスカッションはかなりふわっとしていて、実際、いまも結局はなんか人と会いたいな、というふわっとした感じのほかは何もないともいえる。ディスカッションの以下はDocs の抜粋。

誰も誤解していないというか、ふつうにバレていると思うけれど、僕はまったく社交的ではない。有名な誰それと知り合いなんだぜ、みたいな自慢がなぜ自慢として機能するのかもよくわからない。ふだん何しているかも結構どうでもよく、時間や場を共有するその人が、いま親切かどうか、それくらいしか興味が持てない。そんな人がやる社交場だ。六人くらいかな、と思っていたら、想定以上の大盛況。嬉しい人たちがたくさん来てくれた。みなさん楽しめたかしら。僕は人が楽しそうにしているのを端っこでにこにこ眺めているのがいちばん好きだな、と再確認できてよかった。あまりお話できなかった方がいたのが心残り。ふつうにもっとお話聞きたかった。

僕は、かなり素朴に、自分の主催したパーティーで自分が一番のけものになってる状態が理想だ。僕がひとりで楽しいよりも、みんなが楽しい方がすてきに決まってるので。しかし、僕がちゃんとぐいぐい行くことで達成される楽しさもあるはずで、そっちは理屈ではわかるんだけど、どうも納得はできてない気がする。

帰宅して寝支度をすると二十五時を過ぎている。やっぱり東京が遠くなったな。

柿内正午(かきない・しょうご)会社員・文筆。楽しい読み書き。著書にプルーストを毎日読んで毎日書いた日記を本にした『プルーストを読む生活』、いち会社員としての平凡な思索をまとめた『会社員の哲学』など。Podcast「ポイエティークRADIO」も毎週月曜配信中。