2025.10.30

久しぶりの朝起床。きちんと起きると午前が長い。さっそくノートに今日のタスクを書き出す。荷造りも済ませたし、本も読めた。お昼には外食がてら奥さんと散歩もした。気持ちのいい気温で、手を繋いで歩くだけで多幸感でキマる。ぽかぽかの陽気に、ふたりで嬉しくて、この嬉しさの半分は太陽でできている。それすらも人は隣にいる人といるからだと錯覚するものだが、ふたりは賢いので半分は太陽であることを知りつつお互いがいるからこその太陽への感謝であることもまた知っている。

noteにカハタレのエッセイを転載し、転載するだけなのだからもっと早くやればいいのに。日々の労働の合間を縫ってだと、台詞覚えと稽古だけで精一杯で、さらには季節の変わり目のぐったりが重なりまるで何もできなかった。労働しながら演劇やったり、本作ったり、ポッドキャスト録ったり、みんなすごい。すごいよ。僕にもできそうだ。なぜならモーニングがあり、ルーティンがある生活を目指そうという意思が芽生え始めようといている予感に満ちているからね。

昼寝するルドンに膝を貸しながら『ファルコン・レイク』を見る。怖くてエッチという評判を見聞きしたような気がしていたが、なぜ見たかったのだったか。かなり能だった。

夕食は麻婆豆腐のつもりが豆腐がなくて麻婆茄子。お風呂を挟みつつボードゲームアリーナで遊ぶ。明日飛行機だというのに、「スカイチーム」で何度も墜落する。

柿内正午(かきない・しょうご)会社員・文筆。楽しい読み書き。著書にプルーストを毎日読んで毎日書いた日記を本にした『プルーストを読む生活』、いち会社員としての平凡な思索をまとめた『会社員の哲学』など。Podcast「ポイエティークRADIO」も毎週月曜配信中。