『poïétique』の三号をホームページに格納。十ヶ月ぶりくらいの発行で、こんなに延びてしまったのは僕はもうデジタルリトルプレスというものにすこし飽きているということなのだろう。四号は紙で出すかもしれないし、なにかしら形を変えていく必要があるだろう。そもそもホームページのプレビュー画面がイケてなかったり、かなりある改善の余地を放置したままなのが改めて気になるが今日のところは気力がない。あした元気があったらやる。それよりもペラ一枚でもいいから文フリ用になにか作りたくて、まずはぐずついていた『poïétique』を片付けたかった。これで紙での制作に気持ちを切り替えられる。とはいえいまだに何をやりたいのかよくわからないでいる。開催はされるのだろうか。される前提でいないと作ろうという気も起きないからとにかく手を動かすべきだった。
QUARTZ のだえん問答を遡りつつ、本国の記事もいくつか読んで、英語の読み方はまだ忘れていないようだった。しかし面白いくらい遅読で、僕は日本語もそんなに速くは読めないというか、読むという行為に速度による価値判断をする人間を端的にバカにしているくらいなのでどうでもいいのだけど、こんなにゆっくりじゃないと意味を取れないのか、これは流石に一文を読んでいるうちに全体の流れを忘れかねないからもうちょっと速度が欲しいな、などと考える。
さいきんは奥さんとテトリスのアプリで対戦をするのが楽しみで、最初期は僕が圧勝だったのに奥さんは世界を相手に練習を重ねてみるみる上達し、いまは拮抗している。というか奥さんの集中力が続く限り奥さんが圧勝するようになってきている。僕は悔しがり、奥さんはいい気分になる。勝者はいい気分だからお茶とか淹れてくれる。強者がその余裕を他者のケアに使おうとするの、とてもいいと思う。
夜は松井さんが構成してくださった文章のチェック。自分のしゃべったことを文字起こししてもらうというのは一つの憧れだったので、楽しい。僕から出た声が素材であれ加工品としての文字はもう別人なので、こんなに面白いこと喋ってたのかあ、と自分で自分を面白がることができるし、なにより間違いなどを修正できるので自分がじっさい以上に賢い感じがして気持ちがいい。