『『ベイブ』論、あるいは「父」についての序論』

映画『ベイブ』を丹念に見つめることで、「現代における父性とはどのようなものであるべきか」という大きな問いに挑む。 映画を見るとはどういうことか。映画の表層だけを注視するのでもない。かといってありもしない深さや奥行きに捉わ…

2023.10.19

午前中は見田宗介。 故郷の村をあとにした労働者のむれが都会に集中してくることは、資本主義社会成立期の普遍的な現象であって、けっして日本独自ではない。にもかかわらず、日本の流行歌において、望郷のモチーフが、質的にも量的にも…

2023.10.18

目覚めがよくなくて、体がだるい。脱水だろうか。水を一杯飲んでやや復調。コーヒーはよしておく。電車では座れそうで座れないままで、コンビニのホットスナックはひえひえのチキンだった。悲しくて菓子パンとコーヒーを買い足してしまう…

2023.10.17

人はなぜ、泊りがけで出かけるとき持っていく本の量を多めに見積もってしまうのか。なんとなく焦りがある。いま併読している本が八冊くらいあって、どれも読み終えそうにないなか週末の福岡に何を持っていくのかという問題が切迫してきた…

2023.10.16

見田宗介著作集も三冊目。『近代化日本の精神構造』。書誌情報には「明治維新にはじまる近代への跳躍を人々はどのように受けとめたか。その心の変化は社会にいかなる変容をもたらしたのか。近代化の過程にあった日本を対象に、民衆の精神…

2023.10.15

朝からあまり食欲がなく、コーヒーだけ飲む。窓の外はげんなりするような灰色だった。それなりに機嫌よく、午前中から昼過ぎにかけて二時間ほど録音のために喋り続けた。二本録りで、片方は福岡に行っている間に配信するためのもの。最近…

2023.10.14

ことばの一般的な焦点というものが結びにくい時代と言われて、まさにそういうふうに思うんですけれども。 ちょっと別の話からいくと、石牟礼道子の文学にとっての水俣という経験がある。石牟礼さんにとっては、水俣というものが、ことば…

2023.10.13

昨晩はなんだか非常に楽しくなくて、楽しくないのは楽しくない。楽しくないと楽しさを甘受することもできないし、すると当然、楽しいものは書けない。全体としてみるとまずまずいい日だったのだが、疲れてしまったのと、そのくせ日中の充…

2023.10.12

きのう印刷所から発送連絡が来て、着時間の指定は一八時以降になる。午前中に来てくれたらうれしいと思って何もせずに待っていた。そわそわと本を読んでいて、そろそろ家を出なきゃなというタイミングで荷物が来たので粘った甲斐があると…

2023.10.11

ツイッターで小説の話をしている人が多い気がして、ぼんやりと考えたこと。2000年代に本読むティーンだった者からすると、当時の狭い了見から見る小説というのはほとんどセックスか人死にの話をするものだったし、じっさいそれに近い…