2023.09.10

『邪魅の雫』を読んでいると『陰摩羅鬼の瑕』のよさがじわじわわかってくる。『塗仏の宴』にいたってとうとう京極堂の事件がもたらされ、はじまりの語り手である関口はほとんど声を奪われ周縁化してしまうわけだが、『陰摩羅鬼の瑕』はこ…

2023.09.09

平日も九時前に起き上がれないくせに、寝相で布団を剥いでいたようでお腹が痛くって七時半に慌てて飛び上がる。そのまま『邪魅の雫』を読み始めた。『鵼の碑』までにシリーズ全作読むのは数日の余裕をもって間に合いそう。八月二十一日か…

2023.09.08

『陰摩羅鬼の瑕』はハイデッガー、林羅山、異類婚姻譚の三題噺でこの組み合わせだけでもううきうきしてくるし、『塗仏の宴』でとうとう破綻を迎えた関口にとって『姑獲鳥の夏』の再解釈という面もある作品なのだが、いかんせんこの二度目…

2023.09.07

惰眠を貪るつもりが荷物の受け取りで案外はやくから縦になってしまえた。なのできょうは全部やるぞと意気込んで、図書館にも行ったし、漢方も買ったし、原稿も書いたし、打ち合わせも盛り上がった。でも本当はきょうはじっくりと原稿にだ…

2023.09.06

『陰摩羅鬼の瑕』を読み始め、再読よりも速度がつけられないからだろう、すこし落ち着いてきた。これまでも再読といいながらもろくに内容を覚えていなかったのだからここまで猛然と読めた根拠がはたしてほんとうに一度読んだことがあると…

2023.09.05

あまりにも気持ちよくぱっちりと目覚めたものだから、きょうは休日なのだという確信をもってしまった。それは出勤してもなお続いていた。 『塗仏の宴』を読んでいると、その最終回っぽさに面食らう。当時はこれが最新作だったはずで、こ…

2023.09.04

百鬼夜行シリーズを読んでいて、ああ、これは東京の話だったのだなと思うことが多い。雑司ヶ谷だの池袋だの上野だの神保町だの、当時はすべて実体のない架空の名詞とそう変わりがなかった。いまではどこも歩いたことのある場所で、それぞ…

2023.09.03

引き続きイトウモさんの投稿について考えていた。「有名人のエッセイであればその人についての本当の話であることがやはりウケる」というのはその通りだと思う。そしてこれは有名人がおのおの自分はこのようなキャラクターであると示すテ…

2023.09.02

エッセイが書き手を彩る「お化粧」のようなものだとすれば、フィクションは作家の作った「人形」のようなものであるという印象を持った。  イトウモ「文学界9月号 「特集:エッセイが読みたい」についてのメモ」https://no…

2023.09.01

八月ってだらだら長いくせにぱっと終わる。九月の実感がなく、今月の予定がままならない。楽しみでぎりぎりまで労働の調整をしていた催しも、けっきょく賃金稼ぎの用事が片付かず断念することになった。九月一四日が『鵺の碑』の発売日で…